Souvenirs – 思い出

子供の頃は、お盆には父方の祖父母の家か
母方の祖父母の家に行き、親戚と過ごしたり
していました。


その時には決まって、昔撮ったビデオを見て
思い出話に花を咲かせていたものでした。


私たち家族で集まった時も、昔の事を
色々話す機会が多いのですが
覚えている記憶が、それぞれ全く違う
ので、つくづく人は自分が見たいもの
だけ見て生きているのだ、ということ
を実感します。


私たち姉妹はそれぞれが持っている
才能がバラバラで、一番上の姉は
絵を描くのがとても上手で
展覧会に絵が出されては、絵が
そのまま手元に返ってこない
ということがざらにありました。


一方で私は絵がとても下手だったので
夏休みの宿題の写生をしていると
姉が決まって手を出しては、綺麗な絵に
修正をしてくれていました 笑


真ん中の姉は、ファッションのセンスが
子供の時からあり、常にお洒落で目立って
いたのですが、今は子供服のデザイナー
として、生まれ持った才能を活かして
生きています。


一方で、裁縫が苦手な私は 笑
真ん中の姉に、スカートの裾を上げて
もらったり、縫い物系を全てお任せ
していました。


母のお腹の中にある芸術的才能を
姉二人に持って行かれてしまったため
芸術的センスが全くなく生まれた私は
勉強が得意で、子供の頃から記憶力は
よく褒められていたので、それを活かす
人生を歩みました。


そんな三姉妹なので、もらう賞状は
バラバラなのですが、私個人的に
一番すごいな、と思った賞状は
一番上の姉が「優しい」という理由で
小学校の時にもらったものです。


母は、仏間に娘達がもらった賞状を
飾っているのですが、実家で「優しい」
事を表彰されている賞状を見つけた
時に、そんな表彰あるんだ、と驚いた
ことと、親にもきつい事を言わない
姉らしい、と感心した覚えがあります。


そんな賞状の事はすっかり忘れていて
最近母がその賞状の話をした時に
当の本人は表彰された事自体を
忘れていたので笑
人が記憶に残すものは、本当に人それぞれ
なんだな、と思いました。


母が私についていう記憶も、私が
忘れている事がかなり多かったりするので
実はすごく細かいところを見ている
母親の目とは
つくづくすごいと思います。


歳を重ねて、家族が増えていき
思い出も増えていきます。
この夏は、みんなでどんな
思い出話ができるのでしょうか。
そしてきっと、その話を聞きながら
感じるんだと思います。

私の事をこんな風にずっと見守って
くれていたんだな、と。





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