La vie à Paris – パリの生活

パリという街に世界中の多くの人達が
憧れ、パリに住んだことがあるというと
決まって羨ましがられます。
実際、パリでの生活は本当に楽しく
街全体が美術館そのものの、何処を
切り取っても美しいパリの街は
本当に大好きな街で、今振り返っても
まだ、幸せな4年間だったという気持ち
は変わりません。
では住みやすいか?、と聞かれると
それは別の話になります。


家を見つけるのに3ヶ月は掛かりましたし
必ずしも理想の家があるとは限りません。
qualityの差が激しく、値段とのバランスを
見ながら100点を出すことができる家に
であることは本当に稀です。
住んでいる人達の家を見ていても、日本円
でいう20万円以上を出すと、漸く
値段とqualityのバランスが合ってくる
様に思います。
長年住んでいる日本人が、日本人相手に
ぼったくりの様なことをしている姿を
見て、心底幻滅しましたので、私は
フランス人のAgentを頼ること
にしたのですが、現地在住日本人の
Agentの方のこの様な姿を見て
自分はそういう人間になりたくない
と思い、デパートで困っている観光客
を見かけると、助けるようになる程
私にとっては衝撃的なことでした。


役所の手続きも非常に時間が掛かり
ますし、VISAなどは基本落とすために
対応しているのではないか?と思うほど
細かいチェックが入るため、更新の
3ヶ月前から気を張り詰めて書類集めに
奔走しないといけませんでした。


6時以降は渋滞をするため、道が全然
進まず、皆イライラしていて
クラクションを鳴らしています。


マンションのエレベーターが急に
修理になり、数ヶ月使えなくなったり
することはよくあることですし
〜までに終わります、という張り紙
通りの納期に修理が終わったことは
見たことがありません 笑
その数ヶ月の間、7階に住んでいた
私は、毎日階段を使って
登り下りをしていました。


これもパリの現実なのです。


駐在以外の理由でパリで生きていくには
精神的な逞しさや、自立心、また何よりも
パリで生きていく意味がない限り、大好き
な気持ちより、辛いという気持ちが勝って
しまうのではないかな、と自身の経験を
通じて思います。


ドラマ Sex and the Cityで、主人公の
Carrieが、心を踊らせながら、恋人と共に
Parisに行ったものの、パリでの生活は理想
とはかけ離れており、肝心の恋人は忙しくて
全く相手をしてくれない、恋人の家族や
友人には馴染めない、仕事も辞めてしまった
のでやることはなくて、あてもなく街を歩い
たり、買い物をするだけ。
自分の生きる場所はここではなかったのだ
と気がつくシーンがあります。
それは、 Carrieが自分の分身でもある仕事を
手放し、恋人よりも大事にしていた友人達
から離れ、生活の中心を自分の恋人に置いて
しまったことが原因で、パリでも執筆を続けて
友人を作って、自分のファンとの講演会を
していたら、彼女の気持ちは変わっていた
んだろうと思います。


どんなに美しい街でも、自分がそこで
生きる意味がないと、居場所を見つける
ことが出来来ず、そこに居続けることは
出来ないのです。
逆に、自分の居場所を見つけることが
出来れば、すべてのネガティブな要素
も含めてこの街が大好きだ、と心の
そこから言うことができる様になる
のだと思います。




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