Un café ou du café – コーヒー一杯か、幾らかの量のコーヒーか

母国語以外の言語を学んだことが
ある方であれば、このように
一度は思ったことはあるのでは
ないでしょうか?
その国の言葉を話すことが
出来るようになるには
その国の人たちの思考回路を
理解しなれば、無理だということに。


フランス語学習者にとって
難関中の難関は
冠詞だということを
以前お話したかと思いますが
「数えることが出来ない名詞の
前には”部分冠詞”という
冠詞を取る」、と言う
説明を聞くと
そもそも名詞に対して
”数えることが出来る・出来ない”
と考える思考回路が理解不能
と思い、フランス語を学ぶことが
嫌になるのではないかと思います。


日本人の思考回路に存在しない考え方を
フランス語では表現しなくてはならず
また、その表現を間違えると
誤った理解をされてしまうので
レッスンの際には、この冠詞を使うと
どのような情景が頭に思い浮かぶかを
補足説明として、文章に加えています。


例えば
“Je prends du café.”
という言葉を普通に訳すと
「コーヒーを飲みます」
となりますが
名詞の前に部分冠詞が付いているので
「コーヒー(という液体の
幾らかの量)を飲みます」
と言った意味合いを込めて
フランス人は話をしているのです。


「コーヒーを飲みます」
という表現は
“Je prends un café.”
ということも出来ますが
ここでcaféの前についている
冠詞が、”du”から”un”に
変わっています。
この場合ですと、フランス人は
「(一杯の)コーヒーを飲みます」
と言う意味合いを込めて
話をしているのです。


コーヒーは液体なので
なんとなくイメージが湧くのですが
Je prends du pain.
「パンを食べます」
という時に、パンの前に部分冠詞が
付くのです、と言われると
「????????」
となってしまうのでないでしょうか?
これは、パンの大きさは様々で
実際に食べるのは、
「(食卓に出されたパンの中の
ある量をの)パン食べる」
ので、部分冠詞 du が付くのです。


このように細かい定義分けが出来る
冠詞というものを使いこなしながら
言葉を表現しているのですから
フランス語は本当に奥が深いのです。


最初は慣れないので難しいかと思いますが
言葉を話すたびに、そこから思い浮かぶ
イメージを連想する訓練をすることと
補足説明の()の声を
付け加えることにより
少しずつ、使い分けが出来てきます。

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