Souvenir – 想い出

私は基本的に持ち物が多くありません。
家に物があまりなく
見せる収納はしない
いらない物は捨てるタイプです。


自分の好みがはっきり決まっていて
買い物をするときは、これを買う、と
既に買う物を決めているので
何処かに旅行に行って
何かを買ってくるということは基本なく
買うのであれば、食べ物です笑


そんな私ですが、送り手の思いや
思い出が詰まっているものは
値段や好み関係なく
大事にとってあります。
(きっと普通なんだと思いますが。)


私はフランスに渡った際に
スーツケース一つで旅立ちましたが
その後、本や化粧品などを入れた荷物を
両親から送ってもらいました。


母は家事でも何でもしてくれる
とても献身的な女性ですが
気が利くのは父の方で
いつも荷物を送ってくれる際は
私が好きなお菓子などを入れて
くれていたのは
決まって父でした。
母は、自分の好きなお菓子を入れる
タイプです笑


そんな気が利く父なので
フランスで生活するために
爪切りが必要だろう、とか
日本のお箸が必要だろう、とか
色々考えてくれたのでしょう。
私が送るために置いていた荷物
に加えて
お願いしていなかった日用品が
荷物の中に入っていました。


特に高価でもなく
デザイン性がある爪切りでも
お箸でもありませんが
その半年後に父は他界してしまい
私のことを思って荷物を詰めてくれた
父のことを思うと
その爪切りも、お箸も
お別れすることはできずに
フランスから帰国する際も持ち帰り
今も家に置いてあります。
きっとずっと、私と共に
人生を過ごすのだと思います。


当時、勤めていた会社を辞める際
父はとてもがっかりしたと思います。
でも、私が自分の健康のために
自分で決めたことだから
何も言わずに応援してくれた
両親には今でも感謝の気持ちしか
ありません。
私が体を壊した時に実家に帰る
決断をしなかった理由は
無理をして大学院まで
出してくれたのに
田舎に戻って働くことは
あまりにも申し訳ないという
思いがあったからです。

だからと言って
フランスに飛び立つ選択肢を取ることは
ちょっとやり過ぎたしれませんが笑


その後、運命とは面白いもので
一度お別れしたその会社とは
再び縁が繋がるのですが
引き出しに入っている
フランスに向けて旅立った娘への
父からの贈り物を見る度に
きっと私が今こうして
暮らしてくれることを
すごく喜んでくれていて
いつも応援して
見守ってくれているような気がします。


最新情報をチェックしよう!